あの味噌は今

植野 丈 (吉松真幸)

2012年12月22日 11:39

もう3か月も前になりますが、スーパーで売っている大豆と麹と塩を材料に、ビニール袋で味噌を作ってみました。

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だんだんと味噌らしくなってきたので、先日、ちょっと取って、鍋の味付けに使ってみました。

オカミサンの評価は、
「ん~、まだ熟成が足りない感じね」
ワタクシも、うまみと甘みと塩味とが融合されていない感じがしました。

手作り味噌は1年近く熟成させなければならないので、確かにそうなのでしょう。

これから先の熟成が楽しみです。

さて。

今回の味噌作りは、ほぼ成功したと思います。
ミサイル・・・じゃなかった、ロケット打ち上げにたとえれば、衛星を軌道に投入するところまでいけたくらいでしょうか。

これに気を良くしたわけでもないですが、なにか変わった味噌モドキを作ってみようと実験してみました。

材料は・・・
大豆の代わりに、きな粉 100g
あとの 米麹 100g と、塩 50g は、前回の味噌作りと同じです。


正直、前回の味噌作りでは昔ながらの味噌のレシピに従ったので、出来上がった味噌は塩分が濃ゆいかなと感じたのですが、手作りゆえ雑菌の繁殖がこわいので、同じ塩分量にしました。

きな粉は、大豆を炒って(加熱して)粉にしたものだから、できるはず、という根拠の薄い自信が頼り。

今回も、ビニール袋で。
袋に、材料を入れます。


水を加えず、全体を良く混ぜます。


そして水を少しずつ加えながら、耳たぶくらいの硬さになるまでよく練っていきます。

水は前回と同じく、鹿児島のシラス台地が生んだ名水 「絆一直泉」と同じ水。
シリカをはじめとする、からだにいいミネラルがバランスよく含まれているので、いいものができそうです。

ちなみに水の量と硬さについてですが、
大豆のたんぱく質とデンプンは、麹の酵素によってそれぞれアミノ酸と糖に分解されます。
そのため、最初よりもだいぶ軟らかくなっていくので、「ちょっと硬いかな」と思うくらいがちょうどよさそうです。


空気を追い出すように練って練って練り倒し、ビニール袋の口を軽くひねってから、新聞紙にくるんで、陽のあたらないところに置いておきます。

ワタクシの場合は、台所の床下収納に置いておきました。
床下収納ならば、夏は涼しくて雑菌の繁殖が妨げられ、冬は暖かくて酵素の働きを助けます。

さて、どのような変わり味噌モドキができるか、楽しみです。
成功したら前回の味噌のように公表しますし、失敗したらとりあえず非公表にしときます(笑)


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