田上の上野城は昔、結婚式場でした

植野 丈 (吉松真幸)

2012年08月13日 16:05

この間、カイシャの書庫で発見。

結婚式場・宴会場・研修会場 上野城のパンフレット。
(クリックすると、大きな画像で見られます)

表紙。

おそらく1970年ころのものと思われます。
冷暖房完備をうたっているところに、時代を感じます。

2ページ目。挙式場のご案内。

この神殿は、今でもお城の3階にあります。

3ページ目。衣裳のご案内。

ウェディングドレスにも何か時代を感じます。

4ページ目。披露宴のご案内。

今だったら、椅子の端でもぴしゃっと一直泉に揃えられた写真にするのでしょうが・・・。
よく見ると、畳の上にじゅうたんを敷いて、その上にテーブルがセットされています。

5ページ目。お料理のご案内。

お値段は、今よりゼロがひとつ少ない感じでしょうか。
宴会場・研修会場としても使われていました。
そういえばワタクシがコドモだったころ、父親が職場の宴会で上野城に行った事を思い出しました。
当時は、夜になるとお城全体がライトアップされていたのも覚えています。

6ページ目。社長(当時)のごあいさつ。

当時は社名を「上野タンス店」と言っていました。
そう、もともとは家具屋がルーツだったのです。
上野タンス店時代の木製の看板は、今でも社内のどこかに保存されているそうです。

1964年に宅地造成開始。
1969年に結婚式場・上野城完成。
1972年に「上野城不動産観光」に社名変更。
1974年に社名を現在の「上野城」に変更しています。

当時は、第1次ベビーブーム世代(団塊の世代)の方々が結婚適齢期を迎えていました。
「結婚式を挙げて、家具店で嫁入り道具を買って、土地を買ってマイホーム・・・」
そのようなニーズに応えられる、ひとつのビジネスモデルだったんだろうと思います。

みんなが上を向いて歩いていた、そんな昭和の時代のパンフレット。でした。

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