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Posted by チェスト at

2013年03月12日

ワタクシの脱原発の理由

この間の日曜日、オカミサンと天文館に買い物に出たら、なにやら物々しい雰囲気。
あちらこちらにお巡りさんが立っているし、パトカーも巡回しているし。

マルヤガーデンで買い物をして外に出たら、警備の理由がようやく分かりました。
反原発デモだったのです。

スピーカーを積んだトラックがハルタの前に停まって、大音量で演奏もしていました。

うるさいなぁ、迷惑だなぁ・・・という気持ちが2割。

けれども、デモの主張に共感する気持ちが8割。
ワタクシも、今では脱原発の立場なのです。
・・・今では。

3.11までは、ワタクシは原発推進の側にいました。

安全性さえ確保されていれば、原発は効率的に発電でき、しかもCO2の削減に役立つ、理想的な発電方法だと思っていました。

それは今でも変わりません。

重要なのは、「安全性さえ確保されていれば」という点です。

ワタクシも、巨大地震、巨大噴火、隕石や某国のミサイルの可能性はあると思っていました。

けれども、いずれ・・・数十年のうちには再生可能エネルギーの時代が来る、それまでの過渡期の技術としては絶対に必要だという考えでした。

数百年に一度のリスクを取って、原子力という人類の英知というべき技術を利用しないのは愚かだと思っていました。

愚かだったのはワタクシの方でした。
数百年に一度どころか、千年に一度の大災害に襲われ、その前には原発の安全性などまったくの神話でしかなかったことが露呈した、3.11でした。

もう一度、この国のどこかで原発事故が起これば、もう日本は政治的にも経済的にも国として成り立っていけないのではないかと恐れます。

それ以上に、秋にはチチオヤとなるワタクシは、うまれてくるコドモの身を案じてしまいます。

ワタクシが今では原発を推進できない理由・・・政治的イデオロギーなどとは関係なしに、ただひとつ。
こわいから。


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Posted by 植野 丈 (吉松真幸) at 19:15Comments(0)思うこと