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Posted by チェスト at

2013年03月23日

いわしげ孝さん 死去

鹿児島うまれの漫画家、いわしげ孝さんが亡くなったそうです。

いわしげ孝さんの漫画の中でも、「ぼっけもん」が大好きでした。

鹿児島から上京した不器用な青年が、書店で働きながら大学の夜間部に通い、出会いを繰り返し、時には周りとぶつかり合いながら、成長していく物語。

とにかく熱く、泥臭く、汗臭い。



とにかくハマってしまったのですが、ワタクシが学生時代に「ぼっけもん」と出会った頃は、もう連載も終わってからだいぶ経っていて、古本屋を回って苦労して全14巻を揃えたのですが。

物語以外で興味深いのは、連載が長期にわたっていて(漫画の中でも時間がそれだけ進んで)、登場人物たちが鹿児島と東京との間を往復する手段が、はじめは夜行列車、やがて新幹線と特急の乗り継ぎ、しまいには飛行機へと進化していったこと。

物語終盤では主人公が鹿児島に帰り、東京に残してきた恋人をめぐって、なんとなくくどい話が続いて、いい加減にしてほしいなぁと思いながら読んだりもしたけど、濃ゆくて暑苦しい絵柄も含めて強烈な印象の残る漫画。でした。

いわしげ孝さんは、この後も硬派で直線的な作品が続き、あまり浮ついた人気は出なかったのですが、その代わり根強い人気を持ち続けました。

郡元とか、真砂のあたりに行けば、いまでも主人公の浅井義男と加奈子さんがいるんじゃないか・・・そんな気もします。


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Posted by 植野 丈 (吉松真幸) at 22:11Comments(0)つれづれ

2013年03月20日

トイレ掃除ってキタナイか?

突然ですが。


べつに二日酔いで苦しんでいるわけではありません。

先日も書いたように、家でのトイレ掃除やお風呂掃除はワタクシの担当になっているのです。

便器の内も外も磨きあげ、床も拭きあげ、徹底的にキレイにしています。

昨年に結婚するまでず~っと独りだったワタクシは、ここまで徹底的にトイレ掃除をした経験はありませんでした。

しかし不思議なもので、トイレ掃除というものは心をこめてすればするほど、心までキレイになる気がします。

トイレ掃除を学校の教育や事業所の研修に積極的に活用しているところがあるというのも、なるほど、分かります。


一方で、学校のトイレ掃除を業者に任せてしまっている学校もあるのだとか。

どんなセレブが通う学校かは分からないし分かろうとも思いませんが、自分たちが汚したところを自分たちがキレイにするという事の大事さを教えないで、いったい何の教育かと思います。

そういえば、以前、観光施設も併設した企業に勤務していた時・・・
観光で来られたお客様用のトイレの掃除を、当番でやっていました。

ある時、ワタクシがそこのトイレの掃除をしていたとき、父親と小学生くらいの息子の二人連れが入ってきました。

子供の言葉。
「や~、トイレ掃除してる、きたね~」

父親の言葉。
「ちゃんと勉強しないと、こんなになるんだよ」
それもワタクシにも聞こえるような声で。
(注:ワタクシは大学院の博士課程を出ています)

ひょっとしたら、本当にワタクシに聞こえよがしに言って、優越感をちょっぴりでも味わいたかったのかもしれませんが、それはワタクシの被害妄想かもしれません。

ワタクシだったら、子供がそんな事を言ったら、体罰だ虐待だと言われようが、人前でも即座に叩くと思います。

だって、ある人やある職業を蔑んだりするのは、子供のうちに治しとかないと、大人になってから本人が困るのではないでしょうか?

けれども、そのときの子供を連れた父親のした事は、「勉強しないとトイレ掃除しなければならなくなる」という、つまりは他人を蔑み、トイレ掃除を蔑む事を肯定し、さらには勉強だけが人生の全てを左右するという価値観を教え込んだ事。

それにしてもいったい、その親子の家では、そんな汚い汚いトイレ掃除は誰がやっているんでしょうかね?

まさかお母さん一人にやらせて、男二人、ふんぞり返ってゲームでもしてるんじゃないでしょうね・・・まさかね?

そんなお父さんにはなりたくない。


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タグ :教育


Posted by 植野 丈 (吉松真幸) at 10:35Comments(0)思うこと

2013年03月16日

ひな祭りのイラスト、ふたつ

カイシャの近所の公園の桜も、ちらほらと咲き始めました。

今年の桜の開花は、本当に早いですねぇ~。


さて、3月も半ばを過ぎましたが、3月といえば、ひな祭り。

ひな祭りのイラストをふたつ、アップします。


以前勤めていた酒造会社の絵葉書用イラスト。


いま勤めているカイシャのお客様向けイラスト。

今日もいい天気でしたが、こんなのどかな毎日がいつまでも続くような、平和な世界でありますように・・・。


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Posted by 植野 丈 (吉松真幸) at 18:00Comments(0)ぎゃらりい

2013年03月12日

ワタクシの脱原発の理由

この間の日曜日、オカミサンと天文館に買い物に出たら、なにやら物々しい雰囲気。
あちらこちらにお巡りさんが立っているし、パトカーも巡回しているし。

マルヤガーデンで買い物をして外に出たら、警備の理由がようやく分かりました。
反原発デモだったのです。

スピーカーを積んだトラックがハルタの前に停まって、大音量で演奏もしていました。

うるさいなぁ、迷惑だなぁ・・・という気持ちが2割。

けれども、デモの主張に共感する気持ちが8割。
ワタクシも、今では脱原発の立場なのです。
・・・今では。

3.11までは、ワタクシは原発推進の側にいました。

安全性さえ確保されていれば、原発は効率的に発電でき、しかもCO2の削減に役立つ、理想的な発電方法だと思っていました。

それは今でも変わりません。

重要なのは、「安全性さえ確保されていれば」という点です。

ワタクシも、巨大地震、巨大噴火、隕石や某国のミサイルの可能性はあると思っていました。

けれども、いずれ・・・数十年のうちには再生可能エネルギーの時代が来る、それまでの過渡期の技術としては絶対に必要だという考えでした。

数百年に一度のリスクを取って、原子力という人類の英知というべき技術を利用しないのは愚かだと思っていました。

愚かだったのはワタクシの方でした。
数百年に一度どころか、千年に一度の大災害に襲われ、その前には原発の安全性などまったくの神話でしかなかったことが露呈した、3.11でした。

もう一度、この国のどこかで原発事故が起これば、もう日本は政治的にも経済的にも国として成り立っていけないのではないかと恐れます。

それ以上に、秋にはチチオヤとなるワタクシは、うまれてくるコドモの身を案じてしまいます。

ワタクシが今では原発を推進できない理由・・・政治的イデオロギーなどとは関係なしに、ただひとつ。
こわいから。


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Posted by 植野 丈 (吉松真幸) at 19:15Comments(0)思うこと

2013年03月11日

ワタクシの3.11

ちょうど2年前の今日・・・

当時ワタクシは、ある酒造会社に勤めていました。

その日の午後になってから、締切が迫っていた、ダイレクトメールの封筒に使うイラストを描き始めました。

営業の方からは「聖子ちゃんの赤いスイートピーのイメージがいいな」とリクエストされていたのですが、私はその歌のイメージがもうひとつピンとこなかったので、別の歌のイメージで描きました。

描き始めたときは、平和な春の午後でした・・・



・・・鼻歌まじりに描いているその間に何が起こっているかも知らずにのん気に描き上げた頃には、津波が東北を襲っていました。

イラストは一応印刷所に入稿はしたのですが、やはり「この絵はまずい」ということで、お蔵入りとなってしまいました。

風がやってきて、そして帰るところである海が、大勢の人の命を奪ってしまいました。
そのことも含めて、いろいろな意味でショックをおぼえた、2年前の今日でした。

あの日を境に、日本は根っこから変わってしまいました・・・あらゆる事が。

合掌。


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Posted by 植野 丈 (吉松真幸) at 22:26Comments(0)つれづれ