2013年04月24日

春の小川

4月のイラスト、テーマは「春の小川」

春の小川

ところで、唱歌「春の小川」を習ったのは、小学校の2年生だったか、3年生だったか。

おそらくは、2年生の最初に習ったのではないかと記憶しているのですが。

ちょうどその頃、先生に引率されて、クラスみんなで教室の外に出た事があります。

あれはいったい、何の時間だったのでしょう?

遠足でもない、1、2時間かそこらで学校に帰ってくる、集団散歩みたいな時間。

当時ワタクシは、西陵小学校に通っていました。

西陵小を出て、団地を出て広木方面へ進み、今はサンクスのある三差路を曲がって下のほうへ。

いま中央霊園のあるあたりは、雑木林でした。
この三差路の周辺も今でこそ開けていますが、当時は雑木林の中で、行き交う車も少なかったです。

くねくね曲がった林の中の道をみんなでわいわいがやがや、はしゃぎながら下り、次の三差路に突き当たったら右の方へ。

今は2車線の大牧トンネルも、当時は大牧隧道という、1.5車線で歩道のない古いトンネルで、天井に蛍光灯はぽつん、ぽつんと付いてはいましたが、暗くてひんやりしていて、子ども心にはちょっと怖かったです。

この大牧トンネルが拡幅されたのは、それから数年後の1986年の事のようです。

トンネルを抜けると、空の色や若葉の色がパッと目に飛び込んできて、そこは脇田川沿いに田んぼが広がる田園地帯。

田んぼには一面、レンゲが咲いていて、その間のあぜ道を一列になって、「春の小川はさらさらいくよ~♪」と歌いながら、川のほうへ・・・。

のどかな風景は今も残っていますが、指宿スカイラインの高架が川や田んぼをまたぎ、近くには星が峯ニュータウンができて、つい最近にはJR鹿児島線の広木駅が開業して・・・。

車もひっきりなしに往来し、だいぶにぎやかになりました。


ところで、「春の小川」のモデルとなった川は、東京の渋谷にあります。

春の小川
小川はふたをかぶせられた水路となってしまってます。

この歌の詩が書かれた当時のこの辺りの地名は、東京府豊多摩郡代々幡村。
のどかな田園風景が広がっていたのでしょう。

ちなみに、豊多摩郡が現在の渋谷区・中野区・杉並区および新宿区の一部にあたるそうです。


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Posted by 植野 丈 (吉松真幸) at 23:01│Comments(0)ぎゃらりい
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